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karinyamada7102005

エディンバラの旧市街と新市街


(英:Old and New Towns of Edinburgh)  ロンドンから600km以上離れた都市、エディンバラは、新旧の魅力を併せ持つスコットランドの首都です。  1995年に旧市街、新市街共に世界遺産に登録されており、主要な歴史的建造物としてエディンバラ城、聖マーガレット教会、セント・ジャイルズ大聖堂、ホリールード宮殿、スコットランド国立美術館、エディンバラ大学などが挙げられます。世界遺産登録される地域の建築物の75%以上が歴史的または建築的にに重要であるとされており、非常に美しい街並みが望めることで知られています。  エディンバラは争いの絶えなかった地域のため、12世紀から17世紀にかけて構築された旧市街は中世ヨーロッパの要塞都市の景観を残しています。石畳の道は迷路のように入り組んでおり、所々に中世に作られた隠れた小道や地下倉庫が存在するそう。また、エディンバラの旧市街は世界で最も幽霊が出る場所の1つだと主張する人も存在し、様々な物語と伝説が現在の居住者まで語り継がれています。  旧市街で特筆すべきは、約130mのキャッスルロックの上にそびえ立つエディンバラ城でしょう。 7世紀にエディンバラを支配したノーサンブリア王国が建設したこの城は、エディンバラのどこからでも見られることから、"The Castle"の愛称で親しまれています。  現在エディンバラ城には王冠や剣, 軍旗の断片,のほか、イングランドのウェストミンスター寺院から返却された「スクーンの石」などが展示されており、城内には12世紀に築かれた「聖マーガレット礼拝堂」も残っています。  一方1767年に設計された新市街はジョージ王朝時代の都市計画の例としてイギリスで最大かつ最も保存状態が良いものとされ、当時の新古典主義様式の建築物が残っています。古代ギリシャの建造物から多く影響を受けるジェームズ=グレイグの手掛け、建築家ロバート・アダムが計画を引き継ぐ形で、1791年に新市街で新市街の中では唯一の建築的統一性を持つ場所として知られるシャーロット広場を完成させます。  この新市街は時に「計画都市の最高傑作」と評価され、その後のヨーロッパの都市計画に影響を与えました。


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